実録ダイアリー / 24.07.09

大英博物館のGrace Court。関連はないけど。
大英博物館のGrace Court。関連はないけど。


 

再凹み。

朝から汚いキッチンを目にして、落胆する。

 

どういう神経をしたら、

ゆでたパスタの残りやゆで汁の入った鍋をそのままにして、

床やテーブルに散らかったチップスをそのままにして、

使った食器もタバコの灰もそのままにして、

寝て起きて、そのまま出かけられるんだろうか。

 

これが毎朝続く。

はっきり言って、堪え難い。

 

食器は洗わない。

掃除ももちろんしない。

料理をしたら、使いっぱなし。

ご飯の食べ残しは平気でそのままにする。

トイレットペーパーは買わない。

ゴミもまとめないし、捨てない。

 

でも、シェアだから、誰かがしないと”私が困る”。

 

引っ越しを決めた理由は、

その片鱗が見えたからってのもある。

遠慮してきちんとしていたのは、はじめの1週間。

それもジュリーが全部整えてくれていたから出来ていたこと。

本当に、言葉も出ない。

 

引っ越しを早々に決めて正解。

 

 

加えてもうひとつ。

 

ジュリーの送別会の際に、ジュリーともう一人のフラットメイト(女の子)に小さなプレゼントをしていた。

ジュリーはもちろん喜んでくれていたけど、

もう一人の女の子はどうも気に入らなかったみたい。

(その時ははっきり言わなかったけど)

プレゼントはダイニングに1週間放置。

これも、堪え難い。

日本だったら、それはくれた人に失礼だとはっきり言ってるけど、

言いにくくて言えてない。

 

それに、時既に遅し。

 

私のストレスはピークに達していたので、

もし言ったとしても、

きっとズバリとはっきりと言い過ぎて、彼女をぐっさりと傷つけてしまう。

(裏を返せば、そのぐらい私も凹んでいるということなんだけど)

そして、言い返された時に、私はうまく切り返せない気がする。

 

もちろん、その子との関係はうまく言っているとは言えず、

あの送別会からすると関係は悪くなっていると思う。

原因は不明。

ただなんとなしに広まった溝な気もするけど、

思い当たる原因もなく、私も放っている。

 

でも、私がいるにも拘らず、

一切英語を使わず、私と目も合わさずフランス語で会話をされたら、

それはもう、はっきり言っているのと同じだと思う。

 

「あなたとは話す気はありません。」

 

いくら私がフランス語ができなくとも、英語が堪能でなくとも、

そのぐらいの理解力はあるつもりです。

 

これはもう、顔を会わさないに限る。

交戦は好きではないので、非暴力の姿勢で。

 

 

 * * *

 

先日の話。

友達との待ち合わせの前に時間があったので、スターバックスに入る。

注文をしてメニュー表で値段を確認。

2.85ポンド。

 

ところがレジで。

「3.05ポンドです」

 

でた。

ロンドンに慣れてない日本人を舐めた中東人。

 

その日は既に疲れも溜まっていて気分も滅入っていたので、

そのまま支払いを済ませる。

そして、どうして値段が違うんだ、と言わなかったことに後悔。

 

この手のプチぼったくりは、2度目。

1度目はロンドンへ来てすぐ携帯を買ったときに。

 

9.78の携帯(安い!)を10ポンドで支払うも、

店員はおつりも渡さずに

 

「Thank you! bye!」

 

バーイじゃねーよ。

と、「これって、9.78ポンドですよね?」と。

 

渋々22ペンスを返してくれた。

 

もう、こんなのが日常。

 

スーパーで、はじめの挨拶は機嫌よくても、

東洋人だと分かると冷たく対応されるのは良くあること。

こっちの人は、私が、日本人なのか中国人なのか、

おおよそ分からないし、東洋人であること以外あまり興味もない。

 

楽しいこともたくさんあるけど、

嫌なことや凹むようなことも、同じぐらいたくさんある。

 

 

* * *

 

日本を出てから、1ヶ月と1週間。

少しずつ、でも着実に溜まっていた私のストレスは限界に達し、

ついに学校の帰り際、クラスメイトの女の子(日本人)にぶちまけてしまった。

 

彼女は、私の勢い余った愚痴をきちんと聞いてくれて、

「じゃあ気分転換に日本食を食べに行こう!」と、誘ってくれました。

 

ありがとう。

本当に感謝。

おかげでかなり回復。

久しぶりに丼ものや煮物など日本の味を堪能して、お腹もいっぱいに。

彼女と同じクラスになれたことが、ロンドンで一番ラッキーだったことに違いない。

 

本当は、こんなマイナスな話を日記にUPしようかするまいか迷っていたんだけど、

彼女の一言もあって、載せてみることにしました。

 

ロンドンライフの実情は、良いことばかりじゃ伝わらない・・・ということで(笑)。

 

 

おしまい。