学校の行事に初参加。
ボートパーティーに行ってきました。
日本風に言うと、屋形船での宴会?
うちの学校は、年に2〜3回行うそうです。
私たちの学校の(おそらく)レンタルしているボートは、2階建て。
参加者160名と数名のスタッフを乗せたボートは、
ウェストミンスター寺院そばのボート乗り場を出発してずずいっと東へ走り、
ロンドンブリッジやテートモダンを横目にテムズ川を走り、
グリニッジそばまで行ってUターン。
途中、フォーマルなパーティーをしているボートとすれ違ったりして、
「あっちのほうがご飯おいしいんじゃなーい?乗せてもらおうよー。」とか言ったりしながら、
おおよそ4時間の船旅でした。
出発した19時頃はまだまだ外も明るく、
いまいちパーティーという雰囲気ではなかったものの、
夜が更けるにつれて、みんなのお酒もまわりはじめ、踊る踊る(笑)
なんとなく顔だけ知ってる人とか、まったく知らない人とかと
少し会話したりして、楽しかったです。
もっと英語が話せたらなーとか、
もっと仲良くなるにはどうしたらいいかなーとか、
いろいろ考えながら、突っ走りすぎず、おとなしすぎず・・・。
そんなバランスを考えるあたりが日本人ですかね(笑)
翌日の授業に意外とみんな真面目に来ていたので、驚きです。
* * *
余談。
うちのマリー(クラスの先生)は、厳しいけど良い先生として有名。
が、そろそろストレスの爆発どき。
それは、理解不明な理由で、休んだり遅刻したりする生徒が増えて来たから。
学校へ来ているのにインターネットルームから出てこなかったり。
前半来てるのに、休憩挟んで後半始まると何故か居ないとか。
今日ついに、以前からなかなか授業に参加しない女の子に、
マリーはキレてしまいました。
(参加していないというのは、授業には出ているのだけど、問題を解かないとか、会話の時間なのに黙っているとか、そういう意味で。)
大人として、マリーの気持ちも分かる。
子どもとして、彼女の意地も分かる。
以前から、マリーは彼女を気にかけていて、再三に渡り授業参加への促しをしていた。
例えば、
「はい、ちゃんと起きて」とか、
「何をするかわかる?」とか、
何かにつけてよくも悪くも声をかけていた。
それにも関わらず態度が悪くなるばかりなので、今日ついにはっきり言ってしまったのだろう。
注意された彼女は、ついにレセプション(受付)に
クラス変更の申し出をしていた。
マリーはそれを知っているのだろうか。
私個人の意見としては、
マリーは内心ショックを受けるに違いないと思うし、
そして、注意された彼女はその子のためにも態度を改めるべきだと思う。
・・・と、書いていてふと思った。
そう言う意味では、
よく会話の練習でペアになった子と脱線話をしているから、私も注意の対象か(笑)
先生という職業も、大変だなぁとほんとに思う。
そして、そんな大変さをおくびにも出さずバシバシ指導するマリーが、私は大好きです。
えっと、ここであえてくどくとも大好きな理由を書いてみることにします。
どんな人でも、良い時と悪い時があって、
何もせずに、悩みもなく快適に過ごせている人はいないと私は思っています。
いつでも努力の上に満足があるのが、あるべき姿かなーと思う。
(逆に言えば、努力もせずにうまくいっている人は、長く続かないと思うし)
性格とか、経験とか、そういうのが影響しているにしても、
環境だけで、「明るい人」「前向きな人」が出来上がるとは思ってません。
がんばっていればいるほど、目標があればあるほど、やりがいを求めるなら求めるほど、
「前向き」に生きるのは大変だと思っています。
私がマリーを尊敬しているのは、
あれだけきちんと教えられるスキルを持つまでの努力と、
生徒一人一人を見てさりげなく対応している器を身につけるには、
相当苦労をしていると思ううから。
加えて、その苦労があっても前向きで建設的な授業が出来ているのは、
自分の気持ちを上げる「方法」、生徒を授業に参加させる「方法」、
生徒の英語力を上げる「方法」、授業をスムーズに運ぶ「方法」、
そういうもろもろを自分で考えて、自分で体得していると思うから。
自己解決力が、すごく大きい人だと思う。
尊敬しています。
レベルが違いすぎるから、仲良くなれるとは思ってないけど(笑)