アルジェリアン風手巻き寿司。

以前、アルジェリア人の友達にご飯を招待してもらったのをご存知でしょうか。

今日はそのお礼の日。

日本食が食べたいということで、メニューを検討。。。

しかし彼らは、イスラム教ということで豚と牛は御法度。

アルコールも御法度。

 

が、しかし、日本食には魚介類に強いというメリットがある。

私たちは、魚介類の味わいと参加する楽しさを味わえる手巻きをチョイス。

 

・・・まぁ、彼らのリクエストとして寿司が食べたいってのが以前にあったんだけどね。握りはできんので、手巻きで。

 

Rice cooker (炊飯器のことを指します)がないので、うちであらかじめ炊いて、寿司ご飯を準備して行くことに。

それから、たまご焼きも。

行く途中で日本人の友達と合流して、ピカデリー・サーカスにあるジャパンセンターへ。

ところが、もう魚が品切れとのこと。

友達が急遽ライスワインという別の日本食材店に買いに走ってくれてどうにか1パックだけお刺身を手に入れることが出来ました。

生で食べられる魚って、ほんとここでは手に入りにくいんです。

 

その他、必要な食材を買い足して、フェラの家へ。

 

 * * *

 

 

彼らははいつもウェルカムでいてくれて私は本当に安心します。

お茶を作ってくれて、なんやかんや世話を焼いてくれて。

 

今日は、アルジェリア人の友達2人プラス、初登場の大家さん。

彼女はフランス人。

この女性、年は60歳ぐらいなんだけど、これまたかなりファンキーで、もう私ともう一人の日本人の友達はすっかりファン。

フェラが以前「一緒に住んでるフランス人がかなり面白くて、気に入ってるんだ。」って言ってたのを思い出しました。

 

ご挨拶をして、お庭の話を聞いて、キッチンに入って来たかと思うと、急に、お菓子が入った缶を開けてお菓子達と話しはじめました。

 

「ちょっとこの子達に聞いてみるわね。・・・うん、・・・うんうん。良いって言ってるわ。じゃあ次はこの子達に。どうかしら?・・・うん。・・・あぁ、そう。うん。この子達も良いって言ってるわ。」

 

結局、何の了解を得たのかよく分からなかったのですが、もうそれだけで虜ですよ。

 

 

で、時間も良い頃合いになって来たので、寿司パーティーの準備を。

といっても、お味噌汁お作って、具材を並べるだけだけど。

 

30分かそこらで準備は終了。

で、ご飯スタート!

 

まず、作り方を披露。

で、みんなで真似をしてやってみる。

 

うん。上出来。

が、やっぱりね、日本人ほどみんな例に従わないのが普通。

もう彼ら流に作りはじめてます。

 

でも、自分で好きな具を入れて作るというのがかなりお気に召したらしく、フェラが「Yoshimi, do you wanna eat my SUSHI?(私の寿司、食べる?)」と作ってくれる気満々。

 

お願いしてできたのがこれ(2つめの写真参照)。

やっぱり、カリウフォルニアロールの存在は大きく、「巻き寿司」の形をえらく気にして作ってくれてました。

 

料理好きのフェタなどは、わざわざ具材を細かく切って、混ぜて、、、。

巻く方向も違うし!

もうなんやらよくわかりません(笑)

 

 

なんにせよ、楽しんでくれたみたいで満足です。

 

 

お茶の時間に、フェラとフェタが私にメッセージカードをくれました。

そんなこと、してくれると思ってなかったので、感動。

 

 

そしてその後、フェラの誕生日が29日ということで準備していたプレゼントを渡しました。すごく喜んでくれたみたいで、ホッと一安心。

今日来れなかった日本人の友達の分も渡すと、なんと中身がコアラのマーチ。

まゆげコアラの話をフェラにすると、瞬時に本気モードON。

しかし、探して探して見つからず。

「もう食べたんじゃないのかー!出せー吐き出せー!(笑)」と大騒ぎ。

見つかるまで店中のコアラのマーチを買うと言ってました。

 

プレゼントのお礼と、リービングの意味と、両方かねて、フェラからさらにプレゼントが。

イスラムの一日5回の礼拝に使うための絨毯を入れるバッグ。

年に1度メッカに行く時に、道中も礼拝をしなければならないので、それ用の絨毯を持ち歩くためのバッグがあるそうです。

フェラのお父さんがそれを送ってくれたたらしいのですが、フェラがそれを私にくれると言ってくれました。

 

本当にいいのか、と聞くと、「これバッグに使えるだろ?New ファッションだよ。でもパブには持っていっちゃだめだよ。イスラム教はアルコール禁止だから。」と。

はい。ありがたく。

 

時間はあっと言う間に過ぎて、22時半頃恒例の写真撮影をして解散。

前よりもちょっと遅い時間になってしまって、私たちは地下鉄を逃してしまいました。

 

でも本当に良い時間を過ごせて良かった。